はろの毎日

日々の成長

はろペン自伝 その1

2021年。人類はコロナウイルスという大きな敵を相手に今もなお奮戦している。医療従事者の負担も日に日に増していくばかりだ。これから先日本は、いや世界は大丈夫なのか?多くの人がそのような疑問を抱いていることであろう。

そしてこの年は自分にとっても重要な1年である。なぜかって?今年は僕が20歳、つまり成人になる年だからだ。これを機に自分の今までの人生を振り返ってみようと思う。

 プロローグ

2001年7月29日。静岡県F市の病院で俺は産声を上げた。俺の母(以下ママペン)は以前に兄貴(以下アニペン)を産んだ経験があるからか、出産するにあたって大きな苦痛はなかったらしい。ちなみにこの日は第19回参議院議員通常選挙があったようで、政治的に見れば結構重要な日だったそうだ。

先ほどちょろっと出てきたが、ここで俺の家族構成について紹介しようと思う。

まず最初に紹介するのは俺の父ことパパペンである。現在は派遣会社で働いており、これといって大きな特徴もないごく普通の父親だ。

次に紹介するのはママペン。つまり俺の母だ。介護施設で働いているせいか、なんだか毎日大変そうだ。最近は鬼滅の刃にハマっている。ママペン曰く、好きなキャラは宇随さんと珠世さんらしい。なんでだよ。

最後に紹介するのは俺の兄ことアニペンだ。俺とは2つ年が離れていて、現在は一人暮らしをしている。兄弟だからか、結構好きなものが被ることが多いが、食に関しては違いが顕著に表れている。例えば、俺はドクターペッパーが好きだがアニペンは嫌いらしい。これを読んでいる皆さん、当然ドクペは好きですよね?

俺の家族は俺含めこの4人で構成されている。金持ちではないが、特に貧乏ってワケでもない。ごく普通の一般家庭である。

さて、自分の話に戻るが、誕生~幼稚園入園までは当然だがほとんど記憶がないので割愛させてもらう。

第1章「幼稚園時代(3歳~5歳)前半」

静岡県S市、都会でもなければ田舎でもない、そんな街に俺は住んでいた。幼稚園も多少距離があるものの、同市にある。家から4~5㎞離れており、周りが山に囲まれた自然豊かな場所にその幼稚園はあった。

...はっきり言って幼稚園に関しても憶えている内容はごく僅かだ。多少脚色があるかもしれないがそこは勘弁してほしい。

今でこそその幼稚園は改装されたため、とても綺麗になってはいるが、当時は老朽化が酷く、子供ながら「汚ねぇ幼稚園だなぁ」と感じていた。

個人的に印象に残っている出来事は「近所の山へお散歩」と「お泊り保育」である。この章ではこの2つの出来事について話をしよう。

まず「近所の山へお散歩」。先ほど紹介したが、幼稚園の周りは山に囲まれていたため、多くのハイキングスポットが点在している。その中で俺たちがよく登っていたのが通称「トトロの山」である。大人になった今ならばその山とジブリ作品「となりのトトロ」は一切関係なく、ただの子供騙しであることは分かっているが、子供の頃はここが作品のモデルになった場所でワンチャントトロにも会えるのではとガチで信じていた。

その山は道もしっかり整備されており、景色も良かったため、卒園後に再度登ろうかと足を運んだが、猪が出たとかなんとかで登れなくなっていた。悲しい。

次に「お泊り保育」。名前の通り家を離れ、友達と1泊2日を過ごすというものだ。ただこのイベントの最中、俺自身に最大の悲劇が訪れるのだった。

それは忘れもしない川遊びの最中に起こった。頭が妙にクラクラしていた俺は先生の所へ向かい、体温を測ってもらった。結果は案の定熱らしく、俺はすぐに家へ帰されたのだ。

熱といっても微熱らしく、夕刻皆の所へ戻ったが、その日のイベントは全て終えてしまったようで結局その後は風呂へ入って就寝しただけだった。

翌日、朝食はみんなでおにぎりを作った。その後は大した企画も無かったようで、思い出も残せないまま俺は帰宅した。

ちなみに俺は3年間無遅刻無欠席の皆勤賞である。何故よりにもよってその時だけ熱が出たのか未だに疑問である。

第1章後半へ続く