はろの毎日

日々の成長

はろペン自伝 その5

第3章「小学生時代(10歳~11歳)後半」

すーぱーそに子」それは株式会社ニトロプラスが2006年に本社をアピールするため制作した、いわばマスコットガールだ。彼女は俺自身のアニメオタク史を語るにあたって外すことはできない重要人物なのだ。

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彼女と俺が出会ったのは近所にあるゲーセンのUFOキャッチャーだ。当時、俺たちグループはDCD「グレートアニマルカイザー」をプレイするためしょっちゅうゲーセンに通っていた。とはいっても俺自身それに興味は無かったため俺は店内を一人闊歩していたのだった。ある時、ふと真横に顔を向けると”彼女”はいた。瞬間、俺の心臓は漫画のように「ドキッ!!」と脈動し、暗がりの店内で柔和な表情を浮かべていた彼女の姿は俺の脳裏にびったり張り付いたのだった。俗にいう「萌えキャラ」を見慣れていなかった俺はどうしても彼女のことが忘れられず、買ってもらった3DSで彼女の画像ばかり眺めていた。

小4、小5は多様なホビーが俺たちの間でプチブームを巻き起こした。ペンプレ、ベイブレードダンボール戦機、デュエマ...どれもキッカケはコロコロだ。先ほども触れたが、俺はこの頃3DSを買ってもらった。コバルトブルーのかっこいいモデルで今も愛用している。

当時、皆がやっていたソフトといえば「モンスターハンター」だ。詳しくないので何のやつかは分からないが、とりあえず3DSのやつだ。最初はPSPを持っている連中の中でしか流行っていなかったが、気が付いたら3DS版が大流行していたのだった。馬鹿かってくらいに流行ったので、俺も親におねだりしたがダメだった。ちなみに原因は値段とかそういう単純なものではない。

読者の皆さんはゲームのレーティング審査というものを知っているだろうか?パッケージの端に「A」とか「B」とかついているアレである。要は対象年齢だ。アルファベットが高位になるに連れ、対象年齢も上がっていく。例えば「B」ならば「12歳以上対象」だ。(「A」は全年齢対象)普通の人間ならそんなもん気にすることはないだろうが、我が家ではパパペンがやたらそれにこだわっていた。モンハンのレーティング審査は「C」つまり15歳以上対象だ。当時俺は11歳、対象には含まれていなかった。買えなかったのはそれが原因だ。友達は皆買ってもらっていたのに流石にそれは理不尽だと思った。

皆のご厚意で仲間の輪には入れてもらっていたが、通信で盛り上がっている中1人「スーパーロボット大戦」をやっているのはなんだか気が引けた。(実はスパロボの審査は「B」だったのだが、ママペンと一緒に買いに行ったためその点はスルーしてくれた。)

前回言い忘れていたが小4の冬、鈴木家は現在の家に引っ越した。憧れの一軒家だ。それまでのボロアパートと違い、俺専用の部屋や二階もあり、初めて中に入った時は感動したものだ。少し学校から遠くなってしまったが特に気にすることはなかった。不満点を上げるなら、ご近所の関係がギクシャクし過ぎてる点くらいだ。


第4章「小学校時代(12歳)」へ続く。